Wednesday, July 24, 2019 10:30 AM
五輪想定し首都高規制 東名15キロ、東北道6キロ渋滞
東京五輪を想定した異例の大規模な交通規制テストが24日、首都圏であった。都心に向かう交通量を制限した結果、朝の通勤時間帯には首都高速道路につながる東名高速で一時15キロ、東北自動車道は6キロ渋滞し、一般道も混雑した。一方、首都高は一時約40カ所の入り口を閉鎖して調節したこともあり、ほぼスムーズに流れた。
大会組織委員会などは、混雑緩和のため、自宅や共有オフィスで働く「テレワーク」や時差出勤を呼び掛けているが、広がりは限定的。今回起きた渋滞も踏まえ、本番では首都高の料金を時間帯で変動させる「ロードプライシング」を採用する方向だが、効果は不透明だ。規制テストは交通量が増える金曜の26日にも実施する。
テストは、首都高と、首都高につながる高速道路など計11カ所の本線料金所で、都心方向の開放レーン数を減らし、場所によっては半分以下にした。この結果、交通量が増加する通勤時間帯はスムーズに通過できなくなり、第3京浜道路でも5キロ、常磐道は2キロの渋滞となった。(共同)
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