Wednesday, July 24, 2019 10:31 AM

衆院選試算、与党3分の2 野党共闘で102議席

 今回の参院選比例代表の各党票を衆院選に当てはめると、自民、公明両党で衆院定数465の3分の2以上となる345議席を得ることが共同通信社の試算で24日、分かった。憲法改正案の国会発議に必要な議席を与党で維持し、参院で否決された法案を衆院で再可決して成立させることも可能となる。野党側は小選挙区で共闘を組んだ場合でも計102議席にとどまった。日本維新の会は18議席となった。

 試算は衆院小選挙区で自公両党と、野党5党(立憲民主、国民民主、共産、社民、れいわ新選組)が、それぞれ候補者を一本化したと想定し、得票を合算。日本維新の会は単独で計算した。比例代表は政党間の協力を前提とせず、ブロックごとに各党票を振り分けた。

 その結果、定数289の小選挙区では、与党が青森、宮城など37県で全勝し、計244議席を獲得した。前回2017年衆院選時の自公合計223議席を上回った。野党5党側は長野、沖縄両県で議席を独占したほか、北海道と岩手県で勝ち越したが、ほかは劣勢で計41議席だった。維新は大阪府で4議席を得た。(共同)