Wednesday, July 24, 2019 10:32 AM

スニーカーに43万7500ドル ナイキ初期モデルを競売

 競売大手サザビーズは23日、インターネットを通じて行われた希少なスニーカーの競売で、スポーツ用品大手ナイキが設立間もない1972年に製造したスニーカー1足が、43万7500ドル(約4700万円)で落札されたと発表した。スニーカーの落札額としては過去最高という。

 ナイキの共同設立者でオレゴン大の陸上競技の指導者だったビル・バウワーマン氏がデザイン。12足だけ手作りされ、摩耗のない状態で現存が確認された唯一の製品だとしている。

 バウワーマン氏が、妻が作る焼き菓子のワッフルにヒントを得て、ゴムを型に流し込んでソール(靴底)部分に凹凸を付けた「ワッフルソール」が特徴。このソールはナイキが後に世界的メーカーに成長するきっかけの一つとなった。(共同)