Monday, July 29, 2019 10:33 AM

熱中症搬送300人超 岐阜・揖斐川で37.2度

 気象庁は29日、関東甲信が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より8日、昨年より30日遅い。残る東北も近く梅雨明けが発表されるとみられる。29日は各地でよく晴れ、気温が上昇。熱中症とみられる救急搬送された人は少なくとも300人を超えた。岐阜県揖斐川町で37.2度、岩手県釜石市で37度を観測するなど35度以上の猛暑日になる地点が相次いだ。30日以降も水分・塩分補給など熱中症対策が必要だ。

 熱中症とみられる救急搬送者の数は愛知県94人、東京消防庁管内63人、千葉県37人、宮城県33人、岐阜県と群馬県がそれぞれ29人、三重県23人、静岡県19人、石川県15人。長野県の諏訪市や富士見町でもそれぞれ1人が搬送された。

 各地の消防などによると、宮城県柴田町で女性(97)が自宅でぐったりしており、家族が119番した。前橋市の男性(73)は自宅で高熱を出して倒れた。東京消防庁管内で70代と80代の男性2人が重症。千葉県船橋市で男性(74)が自宅で倒れ、重体。同県内で他に3人が重症。石川県小松市では男性(80)が体のだるさを訴え、重症という。(共同)