Tuesday, July 30, 2019 10:31 AM

ニッパツ、罰金2850万ドル 米国の独禁法違反で

 ニッパツは30日、ハードディスクドライブ(HDD)の部品「サスペンション」の販売に関し、米司法省と2850万ドル(約31億円)の罰金を支払う司法取引に合意したと発表した。米独禁法に違反したとして調査を受けていた。

 米司法省の発表によると、価格を共謀して固定していたという。ニッパツは価格カルテルを結んだとして、2018年2月に日本の公正取引委員会から、独禁法違反(不当な取引制限)で10億7000万円余りの課徴金納付を命じられていた。

 HDDはパソコンなどのデータ記憶に使われる装置。サスペンションはデータを読み込んだり書き出したりする主要部品「磁気ヘッド」を支えている。(共同)