Tuesday, August 06, 2019 10:17 AM
午前6時半号砲に前倒しへ パラのマラソン、暑さ懸念
2020年東京パラリンピックで実施するマラソンの暑さ対策として、大会組織委員会が開始時刻をこれまでの計画から30分前倒しして午前6時半に変更する方向で調整していることが5日、分かった。複数の関係者が明らかにした。当初、国際パラリンピック委員会(IPC)は午前7時で問題ないとの認識だったが、9月でも暑さへの懸念が強いことから、組織委とIPCが作業部会を設けて再検討していた。
男女の車いすと視覚障害、男子の上肢障害の5クラスによるパラリンピックのマラソンは、男女とも大会最終日の9月6日に行われる予定。新国立競技場を発着して都心の観光名所を巡る五輪と同じコースを使用。組織委は今月13日に、パラリンピックの詳細な競技日程とチケット販売の計画について発表する。
パラリンピックでは、車いす競技の選手に多い脊髄損傷者の一部は発汗作用が弱く、体温調整が難しいという懸念がある。組織委は今回の見直しのほか、長時間にわたる屋外競技での対応についても検討を進めている。(共同)
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