Wednesday, August 07, 2019 10:30 AM

日本に有志連合参加促す 米長官「安全へ協力を」

 エスパー米国防長官は7日、安倍晋三首相と官邸で、岩屋毅防衛相と防衛省で個別に会談した。これに先立ち、中東・ホルムズ海峡を巡る米主導の有志連合構想について「日本は参加を強く検討すべきだ」と同行記者団に表明した。岩屋氏との会談でも「航行の安全確保に協力してほしい」と要求。岩屋氏は「政府全体として総合的に判断したい」と述べ、慎重に検討する考えを伝えた。エスパー氏は首相との会談で、南シナ海などへの海洋進出などを強める中国を強く批判した。

 エスパー氏が有志連合構想に関し、日本政府に検討を促す発言をしたのは6日。米国防総省によると、エスパー氏は、ホルムズ海峡の航行の安全に関わる全ての国の協力が必要だと語った。岩屋氏とエスパー氏による直接会談は初めて。

 エスパー氏は首相との会談で、米との対立を深める中国について「軍事的行動や、計算した上での略奪的な経済的行動が、われわれが守ろうとしている国際的なルールを脅かしている」と非難。中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を通じて途上国に多額の資金を貸し込み、国際社会で「借金漬け外交」と批判を浴びていることなどを踏まえ、改めて強くけん制した形だ。日米で協力して北朝鮮の完全非核化を目指す考えも強調した。(共同)