Thursday, August 08, 2019 10:25 AM

日本も多民族国家に マハティール首相

 マレーシアのマハティール首相は8日、訪問先の福岡市で講演し、外国人労働者の受け入れ拡大に動き始めた日本の将来像について「単一民族ではなく、多民族国家に」なるための適応が必要だと述べ、多様な文化を受け入れることの大切さを強調した。

 マハティール氏は、これまで移民を受け入れて発展してきた米国でトランプ大統領が排斥的な政策への転換を進めていることについて、国際化の時流に合わず「失敗するだろう」と批判した。

 一方、悪化する日韓関係などを念頭に「歴史が(アジアの)前進を阻んでいる」と指摘。かつて敵同士だったドイツとフランスの友好関係を例に挙げ「過去を忘れれば得るものは多い」として和解を勧めた。(共同)