Monday, August 19, 2019 10:33 AM

訪日客の医療費未払い調査 19年度も実施、厚労省

 厚生労働省は19日の有識者会議で、国内約8000の全病院を対象に、訪日中の外国人患者の受け入れ状況や医療費の未払いなどに関する実態調査を行う方針を示した。9月にも始め、本年度内に結果をまとめる。調査は2018年度に続き2回目。

 日本を訪れる外国人旅行客の増加に伴い、滞在中に診療を受けても医療費を払わなかったり、言葉が通じず病状を説明できなかったりするケースが相次いでいる。多くの訪日客が見込まれる20年の東京五輪・パラリンピック開催を控え、厚労省は調査結果をトラブル防止策などにつなげたい考えだ。

 外国人患者の受け入れ数、医療費未払いの発生件数や各事例の状況を調査。医療通訳の配置や、クレジットカード払いなどキャッシュレス決済の導入状況も調べる。(共同)