Tuesday, August 20, 2019 10:43 AM

核廃絶署名を国連に提出 高校生平和大使、過去最多

 核廃絶を訴える「高校生平和大使」が20日、スイス西部ジュネーブの国連欧州本部の軍縮部を訪問した。約1年かけて集めた21万筆以上の反核署名の目録を提出し、過去最多の23人の平和大使全員が、軍縮会議の事務取りまとめを担うカスパーセン部長らを前に演説する予定。

 訪問に先立ち、平和大使らは軍縮会議の本会議を傍聴。2014年からは3年連続で本会議場での演説を行ったが、17年には政府代表団以外の参加が認められていない規則を根拠に中国が反対するなどし、その後は見送られている。

 1998年のインドとパキスタンの核実験をきっかけに始まった平和大使の活動は、今年で22回目。反核署名は今回の分も含め約200万筆に上り、国連に提出してきた。(共同)