Wednesday, August 21, 2019 11:03 AM
追加利下げ言及が焦点 FRB議長23日講演
米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が23日、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済シンポジウムで講演する。米景気後退を巡る懸念が高まっており、追加利下げに言及するかどうかが焦点だ。
FRBは7月末の連邦公開市場委員会(FOMC)で、10年7カ月ぶりに政策金利の引き下げを決めた。パウエル氏は「長期にわたる利下げの始まりではない」とFOMC後の記者会見で述べたが、トランプ大統領が翌8月1日に対中制裁関税「第4弾」を9月に発動する意向を表明。世界経済悪化への警戒感が一段と強まった。
ニューヨーク債券市場は先週、米10年債の利回りが一時2年債を下回り、景気後退の予兆とされる「長短金利の逆転現象(逆イールド)」が起きた。ロイター通信によると、リーマン・ショック前の2007年以来約12年ぶりだ。(共同)
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