Wednesday, August 21, 2019 11:03 AM

ロシア参加で中東情勢前進図る トランプ氏、反対論も

 ウクライナ南部クリミア半島を2014年に強制編入して主要国(G8)から排除されたロシアが来年、米国で開催予定の先進7カ国首脳会議(G7サミット)に招待される可能性が出てきた。シリアやイランなど中東情勢で影響力を強めるロシアを加え、問題解決へ向け前進を図りたい考えとみられる。ただ民主国家と一線を画すプーチン政権の参加に反対論は根強い。

 CNNテレビによると、フランスのマクロン大統領が20日、トランプ大統領との電話会談で、来年のG7サミットにロシアのプーチン大統領を招くことを提案し、ロシア復帰を以前から唱えてきたトランプ氏が賛同。来年の議長トランプ氏は24日に始まる今年のG7サミットで各国に持ち掛ける見通しという。

 マクロン氏は19日にプーチン氏と会談しており、意見交換した可能性もある。(共同)