Friday, August 23, 2019 10:20 AM

米国とタリバンが協議再開 「戦争」終結目指し9度目

 アフガニスタンの和平を巡り、昨年10月以来9度目となる同国の反政府武装勢力タリバンと米政府の協議が22日、カタールのドーハで始まった。タリバン側が明らかにした。2001年から続く「米史上最長の戦争」といわれる戦闘終結に向け、駐留米軍の撤退時期や停戦などで合意に至るかどうかが焦点だ。

 タリバン側によると、米国のハリルザド・アフガン和平担当特別代表やアフガン駐留米軍トップのミラー司令官が出席した。AP通信によると、ハリルザド氏は21日、これまで協議を続けてきたタリバンのバラダル師と一対一で面会した。

 双方は9月1日までの合意を目指しており、ハリルザド氏は今月20日、ツイッターへの投稿で「残った課題の合意を目指す。われわれは準備ができている。タリバンはどうか見てみよう」と意欲を示した。協議後にアフガンに向かう予定。(共同)