Friday, August 23, 2019 10:22 AM

募集期間を9月まで延長 大阪府市、IRコンセプト

 大阪湾の人工島・夢洲へのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致を担う大阪府と大阪市の共同部署「IR推進局」は23日、8月ごろをめどとしていた事業コンセプトの募集を、9月中旬まで延長すると明らかにした。国の基本方針の公表が今秋にずれ込んだことなどを背景に、多くの事業者からの応募受け付けを目指す。

 IR推進局は、正式な事業者公募を国の基本方針公表後に予定。正式公募に先立ってコンセプトを募っており、5月までの事業者登録では、米カジノ大手ラスベガス・サンズや香港に拠点を置くメルコリゾーツ&エンターテインメントなど7事業者が登録した。

 ただ、横浜市の誘致表明などを背景に、自治体間の事業者誘致競争が加速。事業者登録をしたラスベガス・サンズは22日、大阪でのIR入札参加を見送り東京と横浜での開発に注力する方針を表明。IR推進局によると、同社から辞退の連絡があったという。(共同)