Tuesday, August 27, 2019 10:25 AM

EU離脱の成果獲得へ奔走 英首相、日米と貿易協議

 ジョンソン英首相は26日閉幕した先進7カ国首脳会議(G7サミット)の期間中、日米両首脳と貿易協定を巡り個別に議論を交わした。ジョンソン氏は欧州連合(EU)と合意しなくても予定通り10月末に離脱する構え。離脱後の通商戦略で早期に成果を獲得しようと奔走したが、実現は容易ではない。

 「米国市場に入り込めば巨大な機会が得られる」。ジョンソン氏は25日、フランス南西部ビアリッツでトランプ大統領と会談し、貿易協定の意義を強調した。トランプ氏も「非常に大きな協定を結ぶだろう」と期待感を示した。

 EU離脱で英経済が繁栄すると主張しているジョンソン氏にとって、米国との協定締結は優先課題だ。安倍晋三首相と会談した際も、英国が現在参加する日EU経済連携協定(EPA)を基にした自由貿易協定(FTA)を追求することで一致した。(共同)