Tuesday, August 27, 2019 10:26 AM

二階、岸田氏の処遇焦点 首相、人事検討に着手

 安倍晋三首相(自民党総裁)は、来月半ばにも実施する内閣改造・党役員人事の検討に着手した。最大の焦点は、就任3年を超えた二階俊博幹事長の処遇で、二階氏周辺は再任を希望する。「ポスト安倍」候補の岸田文雄政調会長の人事も注目される。首相は27日、フランスでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)出席を終え、政府専用機で羽田空港に帰国した。

 人事は9月10日に党役員、12日に内閣改造の日程が浮上している。二階氏は8月27日の記者会見で「党の円満な運営に心を砕いて実施してほしい」と要望した。幹事長続投の意向を聞かれたが、明言を避けた。

 二階氏は就任以来、大型国政選挙に勝利し、党総裁連続3選を可能とする党則改正を実現。二階氏周辺は功績から続投を当然視する。一方で今月、連続在職日数が歴代最長となった。交代なら現在空席の副総裁就任を推す声がある。(共同)