Wednesday, August 28, 2019 10:29 AM

英仏独、北朝鮮非難の声明 安保理会合後、米は不参加

 国連安全保障理事会は27日、北朝鮮が24日に短距離弾道ミサイルと推定される飛翔体2発を発射したことを巡り非公開会合で議論した。会合後、議論を要請した英国、フランス、ドイツは共同声明で「一連の弾道ミサイル発射」と断定し「安保理決議に違反する度重なる挑発行為」と非難した。

 米国は要請に加わらず、コーエン国連代理大使は3カ国の声明読み上げ前に議場を後にした。中国とロシアは北朝鮮を弁護したとみられる。

 北朝鮮非核化を巡る実務協議再開を目指すトランプ大統領は、短距離ミサイル発射を問題視しない姿勢で、弾道ミサイル発射を禁じた安保理決議を軽視。かつて制裁決議の採択を主導した米国は動きを抑制し、新たな制裁は話にも上らない。(共同)