Wednesday, September 04, 2019 10:56 AM

高速道880キロを4車線化 国交省、10〜15年で整備

 国土交通省は4日、2車線の対面通行で暫定運用している全国の高速道路のうち、122区間約880キロを4車線に広げる方針を決めた。財源を確保しながら順次着工し、10〜15年かけて完成を目指す。有料の対面通行区間は全国で約1600キロあるが、半分超が解消に向かうことになる。

 各区間の距離は短いが、複数が連続している場所もあり、秋田道北上ジャンクション(JCT、岩手)-大曲インターチェンジ(IC、秋田)の42キロ、東海北陸道飛騨清見IC(岐阜)-南砺スマートIC(富山)の48キロなど、県境をまたいで新たに4車線化される路線もある。

 対面通行区間は中央分離帯のある4車線区間に比べて死亡事故の発生率が高い上、大雪や土砂崩れといった災害で通行止めになりやすく、全国の自治体から拡幅を求める声が相次いでいた。(共同)