Thursday, September 05, 2019 10:33 AM
要求104兆9998億円 20年度予算、査定本格化
財務省は5日、2020年度一般会計予算の概算要求総額が104兆9998億円だったと発表した。19年度要求を約2兆2000億円上回り、2年連続で過去最大を更新した。年末に編成する当初予算案は2年連続で100兆円超となる可能性が高まった。財務省は、不要な経費を削る査定や各省庁との折衝を本格化させる。
消費税率10%への引き上げに対応した景気対策などは今回の要求には含まれておらず、編成過程で議論する。急増する医療や介護などの社会保障費の見直しも課題だが、歳出圧力は強く、調整は難航しそうだ。経済再生と財政健全化の両立が焦点となる。
要求総額が100兆円を超えたのは6年連続。重点政策を優遇する「特別枠」も4兆3416億円と過去最大だった。(共同)
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