Thursday, September 05, 2019 10:36 AM

ロシア大統領、平和条約に意欲 日米安保を問題視

 ロシアのプーチン大統領は5日、極東ウラジオストクでの東方経済フォーラムで、1956年の日ソ共同宣言に基づいて平和条約締結を目指す考えを表明した。ただ条約を締結する上で「多くの問題」があると述べ、日米安保条約を念頭に、安全保障面で米国との関係が障害になっているとの見方を示し、問題視した。

 プーチン氏は、安倍晋三首相のほかインドのモディ首相らを壇上に招いたフォーラム全体会合の討議で発言した。

 プーチン、安倍両氏は全体会合に先立ち、2国間の首脳会談を行ったが、共同記者発表は見送っていた。(共同)