Thursday, September 05, 2019 10:37 AM

NRAは「国内テロ集団」 サンフランシスコ市が非難

 サンフランシスコ市議会は4日、多発する銃乱射事件を受け、全米最大の銃擁護ロビー団体の全米ライフル協会(NRA)を「国内テロ集団」と宣言する非難決議案を全会一致で採択した。他の地方自治体などにも同様の態度を示すよう訴えている。

 深刻化する銃犯罪に対し、NRAは合衆国憲法が保障する銃保有の権利を盾に、トランプ大統領や保守派政治家に多額の献金をするなどして規制に抵抗、連邦議会では対策の議論が一向に進んでいない。こうした状況での公然としたNRA糾弾に注目が集まりそうだ。

 米メディアによると、NRAは決議案について「合法的な組織への向こう見ずな攻撃だ」などと激しく反発。ツイッターで、銃の権利を主張するNRAメンバーこそが「米社会の礎だ」と反論する動画を投稿した。(共同)