Friday, September 06, 2019 10:35 AM
技能実習で日立に改善命令 計画と異なる業務従事
出入国在留管理庁と厚生労働省は6日、日立製作所(東京都千代田区)が、笠戸事業所(山口県下松市)で受け入れていた外国人技能実習生約40人を、実習計画と異なる業務に従事させていたとして、技能実習適正化法に基づき、日立に改善命令を出した。日立は「実習生をはじめ関係者にご迷惑をお掛けし、おわびする。真摯に受け止め、法令順守を徹底していく」とコメントした。
関係者によると、配電盤や制御盤など電気機器を組み立てる技術を習得する計画だったが、窓枠運搬などの作業をさせていたという。入管庁は、日立に実習生を紹介していた「協同組合フレンドニッポン」(広島市)についても調査している。
日立を巡っては、外国人技能実習機構が昨年4〜9月に実地検査をしたところ、実習計画外の作業をさせていたことが判明。機構が日立とグループ会社10社の計11社に改善勧告や改善指導を行った。実習計画が認定されず、在留資格が更新できなかったフィリピン人99人が解雇された。(共同)
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