Friday, September 06, 2019 10:35 AM

専務理事の年齢制限撤廃 IMF、次期候補で

 国際通貨基金(IMF)の理事会は5日、65歳以上の候補者が専務理事に就くことを禁じた年齢制限を撤廃したと発表した。規定が見直されたことで、欧州連合(EU)が次期専務理事の候補に選出したゲオルギエワ世界銀行最高経営責任者(66)の就任に向け、壁が取り除かれた。

 IMFの最高意思決定機関の総務会が承認した。70歳になると専務理事の職務を継続できないとした規定も廃止した。

 専務理事は欧州出身者が就くのが慣例となっている。ブルガリア出身のゲオルギエワ氏が就任すれば、欧州中央銀行(ECB)総裁に就くため12日に退任するラガルド専務理事に続く女性トップとなる。IMFは6日に候補の受け付けを締め切り、来月4日までに決める見通しだ。(共同)