Friday, September 06, 2019 10:36 AM

安保理が北朝鮮報告書公表 サイバー攻撃など指摘

 国連安全保障理事会は5日、北朝鮮制裁委員会の下で制裁違反などについて調べる専門家パネルがまとめた8月30日付の報告書を公表した。

 報告書は、北朝鮮が核兵器などの大量破壊兵器開発のため、海外の銀行や暗号資産(仮想通貨)交換業者にサイバー攻撃を仕掛け、これまでに最大20億ドル(約2100億円)の資金を調達したと推定されると指摘した。

 また、制裁逃れのため海上で積み荷を移し替える「瀬取り」を通じた石油精製品の密輸入を年初から4月下旬までに70回繰り返し、安保理制裁決議が定める年間供給上限50万バレルを既に超過したとの見方を記載している。(共同)