Tuesday, September 10, 2019 10:30 AM
日産、後継者の選定本格化 ルノーとの協議に影響も
日産自動車は10日、西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)が16日に辞任することで、後継者選びの作業を本格化させた。企業連合を組むフランス大手ルノーとの関係強化や業績回復など直面する課題に対応できる人材を慎重に選定したい考え。山内康裕最高執行責任者(COO)がトップを当面代行するが、ルノーとの資本関係見直し協議の進捗が遅れるなどの影響が出る恐れがある。
後継者選定の作業を担うのは指名委員会で、社外取締役6人で構成。指名委の豊田正和委員長は、後継者の条件として「世界の自動車産業に精通し、ルノー、三菱自動車との企業連合への深い理解と大きな関心があること」などを挙げる。
これまでの指名委の議論で、候補者は約100人から日産やルノーの出身者を含めた10人強まで絞り込まれたという。選考方法を吟味しながら、10月末までに決定できるよう作業を急ぐ方針だ。(共同)
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