Thursday, September 12, 2019 10:35 AM

米補佐官後任選び本格化 ポンペオ氏兼務案も浮上

 トランプ大統領は11日、解任したボルトン氏の後任となる国家安全保障問題担当の大統領補佐官について候補者を5人に絞り込み、来週の発表に向けて選考を本格化させたことを明らかにした。米当局者によると、ポンペオ国務長官が兼務する案も浮上している。いずれにしろ同氏の影響力が強まるのは必至の情勢だ。

 米メディアは、トランプ氏がボルトン氏と多くの外交課題で対立した反省から、自らに異論を唱えない人物を選ぶとの見方を伝えている。後任候補には、ポンペオ氏の部下に当たる人物の名前も複数挙がっている。

 共和党の重鎮グラム上院議員は11日、FOXニュースの番組で、トランプ氏がペンス副大統領の補佐官で元軍人のケロッグ氏、国務省のフック・イラン担当特別代表、マクマスター元大統領補佐官の側近だったワデル氏の3人に言及したと語った。(共同)