Tuesday, September 17, 2019 10:27 AM

文田、2年ぶりに世界王者 向田は五輪へ、入江ゆ敗退

 レスリングの東京五輪予選を兼ねた世界選手権第4日は17日、カザフスタンのヌルスルタンで行われ、男子グレコローマンスタイル60キロ級で五輪代表に決まった文田健一郎(ミキハウス)が決勝で昨年覇者のセルゲイ・エメリン(ロシア)を破り、2017年大会59キロ級以来2年ぶりに世界王者となった。グレコの日本勢で2度目の優勝は初めて。

 女子は53キロ級の向田真優(至学館大)が4試合を勝って18日の決勝に進出してメダルを確定させ、日本協会の選考基準を満たして五輪代表に決まった。50キロ級の入江ゆき(自衛隊)は3回戦で16年リオデジャネイロ五輪48キロ級3位の孫亜楠(中国)に12-13で屈した。18日の敗者復活戦に回れず、5位までの東京五輪出場枠を逃した。

 非五輪階級で55キロ級の入江ななみ(福井県スポーツ協会)は3試合を勝ち、決勝に進んだ。72キロ級の古市雅子(自衛隊)は初戦で12年ロンドン五輪金メダルのナタリア・ボロベワ(ロシア)に敗れ、18日の敗者復活戦に回った。(共同)