Tuesday, September 17, 2019 10:29 AM

選挙集会で自爆、26人死亡 アフガン、タリバンが声明

 アフガニスタンの首都カブール北方パルワン州で17日、ガニ大統領が参加し開かれていた大統領選の選挙集会の近くで爆発があった。内務省によると、少なくとも市民ら26人が死亡、42人が負傷した。ガニ氏にけがはない。またカブール中心部でも同日爆発があり、ロイター通信によると少なくとも6人が死亡。反政府武装勢力タリバンが、いずれも自爆攻撃だとする犯行声明を出した。

 アフガンでは28日に大統領選が行われる予定で、出馬しているガニ氏が集会で演説することになっていた。タリバンは、米軍など外国部隊の駐留を「占領」と非難し「占領下での選挙は人々の意思を反映しているとは言えない」として選挙集会や投票所への攻撃を示唆していた。

 タリバンは米国と和平協議を続けていたが、トランプ大統領が7日に協議中止を表明。タリバンは攻勢を強める構えで、大統領選の円滑な実施が危ぶまれている。(共同)