Tuesday, September 17, 2019 10:30 AM
下旬に日イラン首脳会談 政府、米主張と一線画す
日本政府は、サウジアラビアの石油施設への攻撃を巡り、イランが関与したとの見方をほのめかす米国の姿勢に同調しない構えだ。攻撃を仕掛けた主体に関し、河野太郎防衛相は17日の記者会見で、犯行声明を出したイエメンの親イラン武装組織フーシ派の可能性が高いと強調。イランの関与を疑うトランプ政権と一線を画した。安倍晋三首相は17日の自民党役員会で、今月下旬にニューヨークで開かれる国連総会に合わせてイランのロウハニ大統領と会談すると明らかにした。
首相はロウハニ師との会談について「中東情勢の緩和に向けて議論する」と語った。訪米時には、トランプ大統領とも会談する予定。日米同盟を外交・安全保障の基軸に据える日本は、イランとも友好関係を築いている。首相としては自らの外交努力を通じ、どこまで平和と安定に寄与できるかが課題となる。
河野氏は会見で、フーシ派の犯行かと問われると「その可能性が強いと思っている。フーシ派は声明を出している」と明言。同時に「他の情報については確認できていない」と述べ、イラン関与説に疑問を呈した。(共同)
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