Tuesday, September 17, 2019 10:30 AM

千葉住宅被害、2万戸超か 調査進まず、さらに増加も

 千葉県内の台風15号による屋根損壊などの住宅被害が、少なくとも2万戸を超える見通しであることが17日、県や市町村への取材で分かった。県が同日夕に発表した被害数は計約4000戸にとどまっており、県の担当者は「停電や避難者対応で被災自治体の調査が進んでおらず、今後大幅に増える可能性が高い」としている。

 休校が続いていた千葉県八街市や南房総市、鋸南町など各地の小中学校で授業が再開、児童らが笑顔で登校した。鋸南町では、自衛隊員らが住宅の屋根にブルーシートを張る作業に当たった。

 県内は17日午後10時現在も約5万8000戸が停電。菅原一秀経済産業相は閣議後の記者会見で「20日、もしくは27日までにはおおむね復旧する」と見通しを示した。麻生太郎財務相は13億2000万円の予備費で被災地域を支援する方針を明らかにした。(共同)