Wednesday, September 18, 2019 10:27 AM
陛下入室経路は伝統復活 パレード予備日10月26日
政府は18日の皇位継承に関する式典委員会で、天皇陛下が10月22日に即位を宣言される「即位礼正殿の儀」の細目を了承した。皇居・宮殿「松の間」に入室する際の経路は京都御所で行っていた昭和以前の伝統を復活させる。同日実施のパレード「祝賀御列の儀」に関し、荒天が予想される場合の予備日を10月26日にすることも決定。安倍晋三首相は「平成時を上回る190以上の国や国際機関の代表の来日が予想される」と報告した。
前回1990年11月の上皇さまの「即位礼正殿の儀」の際は、参列者と接する機会を増やすため、宮殿内の廊下を回り込む形で松の間に入場していた。今回は会場内に計30台のモニターを設置することで、天皇、皇后両陛下が回り込まなくても儀式の様子を確認できると判断。後方から入室し「高御座」と「御帳台」に昇る伝統的な形式に戻すことにした。
皇族の服装の基準も一部変更した。古式装束を身に着ける負担が大きい場合、男性はえんび服、女性はロングドレスの着用を認める。(共同)
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