Wednesday, September 18, 2019 10:28 AM

ミサイルと無人機併用か 対イラン、米サウジ慎重

 サウジアラビアの石油施設への攻撃について、複数の米政府当局者は17日、イラン南西部から巡航ミサイルと無人機の両方を使って実行されたとの見方をロイター通信に示した。米政府は攻撃がイラン国内から行われたと分析しているもようだ。

 ポンペオ国務長官は18日、サウジ西部ジッダを訪問する。ムハンマド皇太子と対応を協議する見通し。米サウジ両国は慎重に対応する姿勢を崩しておらず、足並みをそろえようとしているもようだ。外交筋の間では、米サウジがいずれも「相手がイランとの対決の前面に出てほしい」と考えている、との見方が出ている。ポンペオ氏は隣国アラブ首長国連邦(UAE)も訪れる。

 一方、イラン外交当局者は18日、イランが米政府に、サウジ攻撃への関与を全面否定した上で「イランに対する米国のいかなる行動にも、即座に対処する」と警告する書簡を16日に送ったと明らかにした。(共同)