Friday, September 20, 2019 9:57 AM

保健、女性分野で貢献表明 首相の国連総会日程固まる

 安倍晋三首相のニューヨークでの国連総会出席とその後のベルギー訪問の日程が20日、固まった。ニューヨークでは、来年が国連創設75周年の節目となるのを踏まえ、途上国での保健医療の充実や女性の社会進出促進など国際的課題の解決に貢献する姿勢をアピール。現地時間24日にイランのロウハニ大統領と会談し、国連総会で一般討論演説を行う。25日にトランプ大統領と会談し、貿易協定に署名する見通しだ。

 首相はニューヨーク滞在中、全ての人が適切に医療を受けられる「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」に関する首脳級会合などに出席。来年の東京五輪・パラリンピックで注目が集まる中、地球規模の問題に着実に取り組む方針を示す考えだ。

 ロウハニ師との会談では、サウジアラビアの石油施設攻撃で緊張が高まる中東地域の安定化が必要だと伝達。トランプ氏との会談でも、イランや北朝鮮の情勢を巡り議論する。(共同)