Friday, September 20, 2019 9:57 AM

米、サウジ増派も検討 攻撃受け対応策を協議

 米主要メディアは19日、トランプ政権がサウジアラビアの石油施設攻撃を受け、サウジへの米軍増派も選択肢として検討していると伝えた。トランプ大統領は20日にも国家安全保障会議(NSC)を開き、増派の要否や対イラン制裁などの対応策を協議する予定。内容次第ではイランとの対立がさらにエスカレートする恐れがある。

 トランプ氏は18日、イランへの大幅な制裁強化を指示したと表明し「48時間以内」に内容を発表すると述べており、制裁内容についても早急に詰めるとみられる。

 国防総省は空爆からサイバー攻撃など複数の軍事攻撃の選択肢を提案する予定だが、来年の大統領選をにらむトランプ氏は軍事攻撃に消極的な姿勢を見せており、サウジの自衛を支援する増派の可能性があるという。(共同)