Monday, September 23, 2019 10:36 AM

大統領、大連立を協議へ イスラエル、与野党と会談

 イスラエルのリブリン大統領は23日、総選挙で第1党となった中道政党連合「青と白」(33議席)を率いるガンツ元軍参謀総長、第2党の右派「リクード」(31議席)党首のネタニヤフ首相と会談し、両党の大連立による次期政権樹立について協議すると明らかにした。

 ガンツ、ネタニヤフ両氏を支持する勢力はいずれも過半数に届いておらず、双方が大連立の必要性を主張しているが、どちらが首相に就くかを巡る対立が続いている。リブリン氏は25日以降に組閣を指示する見通し。

 リブリン氏は22〜23日、総選挙で国会(定数120)に議席を得た各政党から、次期首相を巡る意見を聴取した。第3党のアラブ系政党(13議席)は22日、ガンツ氏を推薦すると発表したが、23日に一部の議員が不支持を表明。ガンツ氏への支持は支持基盤の中道・左派勢力(44議席)と合わせて計54議席にとどまった。(共同)