Tuesday, September 24, 2019 10:38 AM
インドネシア高速鉄道合意 日本支援4600億円事業
日本が支援しているインドネシア・ジャワ島の首都ジャカルタと第2の都市スラバヤを結ぶ既存鉄道の高速化計画に関し、両国政府が建設方式で合意し、ジャカルタで24日、政府間文書に署名した。事業化に向けた調査を来年末まで行う予定。インドネシア側は総事業費を約60兆ルピア(約4600億円)と見込み、円借款を含めた支援枠組みを協議する。
ジャカルタ-スラバヤ間の既存鉄道(約720キロ)の列車の速度を最高時速160キロに引き上げ、所要時間を現在の半分の5時間半に短縮する。高速道の混雑緩和や輸送力増強を目的に、インドネシアは2016年に鉄道高速化への協力を日本に要請していた。
日本が支援して今年3月に開業したインドネシア初の地下鉄を含む都市高速鉄道(MRT)は市民に好評で、インドネシア政府は高く評価。日本は15年にジャカルタと高原都市バンドンを結ぶ高速鉄道事業の受注競争で中国に敗れた苦い経験があり、今回の事業でさらに巻き返しを図った形だ。(共同)
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