Tuesday, September 24, 2019 10:40 AM

忘れられる権利、EU限り ネット検索巡り司法裁

 自分の望まない個人情報がインターネット上で広がるのを防ぐため、グーグルなどに検索結果の非表示を要求できる「忘れられる権利」を巡り、欧州連合(EU)司法裁判所(ルクセンブルク)は24日、権利の適用はEU域内に限られるとの判決を言い渡した。

 グーグルが勝訴した。EUでは権利が法制化されているが、米国やアジアなどEU域外での検索には効力を及ぼせないことになる。法制化や行使の在り方を巡る日本など各国の議論にも影響を与える可能性がある。

 フランス当局がEU域外での適用を要求したのに対し、グーグルが不服として同国内で提訴していた。EU司法裁はEUの最高裁に当たる。(共同)