Wednesday, September 25, 2019 10:27 AM

「米国は対抗相手誤るな」 中国、トランプ政権非難

 国連総会に合わせニューヨークを訪問中の中国の王毅国務委員兼外相は24日、米国の民間団体、米中関係全国委員会などが主催した夕食会で演説し、米国に中国の抑止を図る勢力がいると指摘、「対抗相手を誤るべきではない」と訴えた。貿易摩擦や香港、少数民族ウイグル族を巡る問題で対中攻勢を強めるトランプ政権を非難した。

 中国外務省が25日に発表した。それによると、王氏は米中の対抗や関係の切り離しが過度に取り沙汰されているとの危機感を示し、両国関係が「十字路に立っている」と指摘した。

 米中間の貿易不均衡について「一方的に貿易戦争を仕掛けるのは誤った対処法だ」と強調。報復関税の応酬ではなく、貿易協議を通じて問題を解決するよう呼び掛けた。(共同)