Thursday, September 26, 2019 10:13 AM

米世論、グレタさんに賛否 若者支持、苦々しい保守派

 地球温暖化対策を強く訴えるスウェーデンの少女、グレタ・トゥンベリさん(16)に対する米国内の世論が割れている。環境保護に関心が高いリベラル層や若者の間には支持が広がるが、トランプ大統領をはじめ気候変動そのものに懐疑的な保守派は苦々しい反応だ。

 「グレタ、愛してる」「ありがとう」。8月下旬にヨットでニューヨークに到着して以降、グレタさんが参加する抗議デモやイベントには多くの若者が詰め掛け、熱心に声援を送る。国連気候行動サミット前の今月20日の集会は熱気が最高潮に。マンハッタン南部の通りは若者で埋まった。

 「ツイッターを見て、自分たちで勉強して意識を高め、解決しなければと考え始めた。多くの人に影響を与え続ける彼女はすごい」。学校を休んで集会に参加した男子高校生のレオ・サトロフさん(17)は感心した様子で話した。トランプ政権に批判的なニューヨーカー電子版は「グレタこそ『反トランプ』だ」と持ち上げる。(共同)