Friday, September 27, 2019 10:34 AM

帝人、米国に車部品工場 21年度稼働、75億円投資

 帝人は27日、ガラス繊維樹脂など複合成形材料で製造する自動車部品の工場をテキサス州に新設すると発表した。投資額は約7000万ドル(約75億円)で、2021年度中の稼働を目指す。

 車部品の軽量化ニーズが高まる中、鉄に比べ軽量で、高強度な炭素繊維などの素材を扱う帝人は車向けの事業を強化している。30年ごろに車の複合材料製品事業の売上高を現状の倍以上となる20億ドルへ拡大したい考え。

 工場は、17年に買収した部品メーカーの米コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(CSP)を通じて建設し、車の外装材などを生産する予定。(共同)