Friday, September 27, 2019 10:36 AM

不正IDで6900枚購入 総額1億8000万円相当

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は27日、5月に行った五輪チケットの1次抽選販売で、虚偽の個人情報を使ってIDが約3万件不正に取得され、うち約1200件でチケットが当選して約6900枚が購入されたと発表した。価格は総額で約1億8000万円に上るという。規約違反のため無効化し、払い戻しはしない方針。

 組織委は、ある特定のグループが組織的に行ったとみており、既に警視庁に相談している。海外からアクセスされた可能性を示す状況もあるが、断定はできないという。

 不正をしたグループが複数なのかや、発覚の時期や経緯、手口などについて、組織委は今後の対策への影響などを理由に説明を拒んだ。購入されたチケットの詳細も明かしていないが、人気競技も含まれるという。(共同)