Monday, September 30, 2019 10:29 AM

高橋「スケートが広がる」 アイスダンスで五輪挑戦

 フィギュアスケートの2010年バンクーバー冬季五輪男子銅メダリストでアイスダンス転向を表明した高橋大輔(関大KFSC)が30日、横浜市内のホテルでパートナーとなる18年平昌五輪代表の村元哉中と記者会見し「アイスダンスを知れば、自分のスケートの価値観がもっと広がるんじゃないのかなというのが一番にあった」と異例の挑戦への思いを語った。

 22年北京五輪を視野に入れ、33歳の高橋は「競技者として目標に掲げることは大事なこと。簡単なことではないけど、目指すことは一緒に決めた」と話した。26歳の村元は「もう一度、五輪に行けたらという思いは強い。一生記憶に残るダンスチームになりたい」と意気込んだ。

 今年1月に村元が高橋にカップル結成を打診。7月に初めて一緒に練習し、高橋は「楽しかった。新しいものにすごく興味が湧いた」と言う。高橋は12月の全日本選手権がシングルで最後の大会となり、来年1月からはフロリダ州を拠点にマリナ・ズエワ・コーチに師事し、来季のデビューを目指す。(共同)