Monday, September 30, 2019 10:30 AM

フォーエバー21破産申請 通販との競争激化

 低価格衣料品店を展開するフォーエバー21は29日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請したと発表した。日本やカナダから撤退するほか、欧州にあるほとんどの店舗を閉鎖して収益性を高め、米国を中心に再出発を図る。

 ショッピングモールに積極的に出店してきたが、インターネット通販の利用拡大の影響で客足が鈍っていた。賃料が高い大都市で大規模店を展開していることも、資金繰りの悪化につながった。ニューヨーク・タイムズによると、店舗閉鎖は最大350店に上るという。米国ではネット通販を続ける。

 フォーエバー21は1984年、ロサンゼルスで創業。欧米や日本などに約800店がある。(共同)