Tuesday, October 01, 2019 10:30 AM

中国系観光ガイドを訴追 米、スパイ行為容疑

 米司法省は9月30日、中国当局の指示を受け米国でスパイ行為を行っていたとして、カリフォルニア州サンフランシスコ近郊に住む中国系米国人の男(56)を24日に刑事訴追したと発表した。中国観光客らのツアーガイドとして働いており、連邦捜査局(FBI)が捜査していた。

 発表によると、男は2015年10月から18年6月まで、中国のスパイが米国で収集した機密情報が入ったSDカードなどをホテルの部屋などで受け取り、北京に運ぶなど「運び屋」の役割を担った疑い。

 男は01年に短期商用ビザで入国。12年に米国籍を取得した。米当局は、中国国家安全部の指示を受けていたと指摘した。(共同)