Tuesday, October 01, 2019 10:33 AM

米朝5日に実務協議 非核化交渉再開へ

 北朝鮮の崔善姫第1外務次官は1日、談話を出し、米朝が4日に予備接触、5日に実務協議を行うことで合意したと発表した。朝鮮中央通信が伝えた。場所は明らかにしていない。米国務省も1日、米朝実務協議を1週間以内に開催予定だと発表した。2月のハノイでの米朝首脳会談決裂後、中断していた非核化交渉が再開する見通しとなった。

 崔氏は「実務協議を通じて朝米関係の肯定的発展が加速することを期待する」と意欲を表明した。4回目の米朝首脳会談開催も視野に入れているとみられる。

 ただ、北朝鮮は米国に対して、膠着打開に向けた「新たな計算法」を示すよう要求。一方的な核放棄には応じない姿勢を明確にしている。トランプ大統領が再選を目指す来年の大統領選や、トランプ氏弾劾訴追の動きをにらみ、強気の姿勢で譲歩を引き出そうとする可能性がある。(共同)