Thursday, October 03, 2019 10:36 AM

「特定技能」年内に第1号 訪日開始と比雇用庁長官

 フィリピン海外雇用庁のオラリア長官は3日、日本が4月に創設した在留資格「特定技能」を取得したフィリピン人労働者の「第1号」が、年内に訪日するとの見通しを示した。首都マニラで共同通信加盟社論説研究会の訪問団の取材に語った。

 少子高齢化に伴う人手不足に対処するための外国人労働者受け入れが拡大する。ただ外国人向け相談窓口設置など受け入れ態勢の整備は十分とはいえず、訪日が本格化するまでに早急な対策が求められる。

 「特定技能」の在留資格を得るには技能試験や日本語試験に合格する必要があり、オラリア氏は「日本で働くフィリピン人労働者の質の向上が期待できる」と述べた。技能実習生よりも高い給料が得られる見込みであることも歓迎した。(共同)