Tuesday, October 08, 2019 10:23 AM

私立保育所の経営数ポイント悪化 人件費高騰で、内閣府調査

 私立の認可保育所や幼稚園の経営状況が2年前に比べ利益率で数ポイント悪化していることが8日、内閣府が実施した経営実態調査で分かった。政府は、背景に保育士不足による人件費の高騰があると分析している。

 認可保育所などの運営方法や公費補助の仕方を定めた子ども・子育て支援新制度が来年4月に施行から5年を迎えるのを受け、政府は今後、年末に向け施設に支払う運営費(公定価格)の見直しへ議論を加速させる。

 議論の土台とするため、2019年3月時点の職員の給与や18年度の収支状況について全国の認可保育所、幼稚園、認定こども園など計1万6000施設を調査し、約8800施設から回答を得た。(共同)