Wednesday, October 09, 2019 10:32 AM

トランプ氏「宣戦布告」 民主に反撃、調査長期化も

 トランプ大統領は8日、ウクライナ疑惑を巡る下院の弾劾調査への協力を一切拒否して「宣戦布告」(米メディア)し、野党民主党に反撃を開始した。調査をできるだけ滞らせ、法廷闘争への突入も視野に入れる。調査の長期化で米世論の関心も低下するとのしたたかな計算も見え隠れする。

 民主党が9月下旬に弾劾調査開始を発表して以降、米当局者のやりとりが公表され、2人目の内部告発者が現れるなど、トランプ氏は守勢に立たされる一方だった。

 米世論では弾劾調査を支持する割合がじわじわ増え、ワシントン・ポスト紙などが8日に発表した調査では58%が肯定的に回答した。(共同)