Tuesday, October 15, 2019 10:34 AM
シリア北部、深まる混迷 トルコ侵攻から1週間
トルコのシリア北部侵攻開始から16日で1週間。米軍撤収で後ろ盾を失ったクルド人勢力はシリアのアサド政権軍との連携に踏み切り、政権軍は北部の国境付近に展開、情勢は混迷の度を深めている。米国が経済制裁を発動するなど国際社会の非難は高まるが、トルコは強硬姿勢を崩さない。戦闘激化で人道危機が拡大している。
シリア国営通信によると政権軍は14日、これまで米軍が駐留していた北部の要衝マンビジュに入った。トルコ側もマンビジュに進撃する構えで、衝突が懸念される。ただ政権軍を支えるロシアとトルコは連絡を取り合っており、調整を図っている可能性もある。
トルコのアカル国防相は、当初の標的のシリア北部テルアビヤドとラス・アルアインを「管理下に置いた」と表明した。(共同)
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