Wednesday, October 16, 2019 10:22 AM
外国人相談に24時間通訳 児相負担減り利用増、三重
増加する外国人住民からの相談に対応するため、三重県の児童相談所が2018年度、24時間体制の電話通訳を全国で初めて導入し、効果を上げている。通訳派遣に比べ手続き時間が20分の1になり、職員の負担が減って利用件数が増加。4月からはドメスティックバイオレンス問題を扱う女性相談所や福祉事務所にも導入されている。
総務省の調査によると、19年1月1日時点で、同県は県民に占める外国人住民の割合が全国4位。三重県の児相に寄せられる全ての相談のうち、外国人の子どもに関する相談は18年度に147件(全体の7.1%)となり、15年度の77件(同6.0%)から約2倍に増えた。
児相が24時間体制の電話通訳を導入したのは18年11月。相談を受ける際、委託先の通訳専門会社「ブリックス」(東京)の通訳者に、相談者と職員の会話を携帯電話の通話機能を使ってリアルタイムで聞いてもらい、訳してもらう仕組みだ。現在は英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、フィリピン語に即応でき、事前に伝えれば計240の言語に対応可能だ。(共同)
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